【横山験也のちょっと一休み】№.2530

■ ルワンダで模擬授業 ■

ルワンダの5月プロジェクトが進んでいます。
アイリンク社の長沼氏、松山氏がルワンダ入りして、5月に行われる小学校での授業に向けて、研修会を実施しました。

野口塾で学ばれている先生でしたら、この写真を見て、「あっ!」と気が付きますよね。これ「模擬授業」です。

模擬授業という言葉を最初に発信したのは野口芳宏先生です。
国語の「うとてとこ」の講演をされたときだと思います。
講義をするよりも、授業のように実施した方が先生方に分かりやすいだろうからということで、授業を模したものということで、「模擬授業でやってみます」とお話しくださいました。

それが今では日本の教育界の常識として定着しています。

その「模擬授業」が、ルワンダの研修会でも実施されています。

ルワンダで「模擬授業」が実施されたのは、今回で3回目です。
2年前のブートキャンプが第1回目です。
この3月のプロジェクトが2回目。
そして、今月の研修会が3回目です。

3回とも、「ルワンダの先生による模擬授業」として、実施されています。
これは画期的なことで、ルワンダの研修会イノベーションと言っても過言ではないと思っています。

先生役の人に一番近いところに座っている女性。
この方は教育局の課長です。
このプロジェクトに強い関心を持っていて、わざわざ研修会を参観しに来てくれました。
さらに、模擬授業では生徒役で御協力くださいました。

課長さんは、きっと思ったと思います。
「これまでルワンダで行われてきた研修とは、取り組み方が違う!」
「これなら、ルワンダの先生の授業観が変わる」と。

日本の教育現場には優れた文化がたくさんあります。
ルワンダの子供達のために、プロジェクトを通じて、少しずつ伝えられたらと思います。

ルワンダで使っているのは、最新式の「さくら算数IM」です。
これの基になっているのが、「子供が夢中で手を挙げる算数の授業」です。
書店でもDVDブックとして販売されています。
さくら社SHOP(ネット)からのダウンロード版も便利です。

関連記事: