【横山験也のちょっと一休み】№.2892

道徳の勉強をたまにするのですが、多少は学んでおきたいと思うのは神様と仏様と思っています。
戦後、GHQにより神様仏様は教育界から離れてしまいましたが、それでも日本人の風習はそうたやすくは変わりません。
お盆やお正月は必ずやってきますし、苦しい時は神様にすがり、御仏のご加護を求めます。
イワシの頭だって、戦前戦後問わず、信心すれば神ともなり仏ともなります。

そういう日本の風俗は脈々と続いているので、学校が切り離しても学んでおくことは大切なことと思っています。
そんなことを思いつつ、本棚からこの本を取り出し、ちょっと読んでみました。

勉強になるのは、この本の第一編。神々の歴史、日本の神々の系譜、日本の神々と社寺、神にまつわる諺が載っています。読み物として良い勉強になります。

第二編と第三編が事典らしいところです。
二編には古事記・日本書紀・神話に出てくる神々が、三編では民俗の神々と神社がどっさり紹介されています。さすが事典です。そのページをパラパラ開くと、八百万が感じられてきます。
民俗の神々の中には便所の神様も載っています。以前も読んだようで、線が引いてありました。改めて読んだのですが、教養がグッと高まりました。子ども達にも話したくなる思いに駆られました。


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